ニュース 運輸 作成日:2013年7月19日_記事番号:T00044847
台湾海陸運輸集団(タイワン・マリタイム・トランスポート、TMT)がこのほど、米ヒューストン連邦地裁に破産法の適用を申請したことで、債権銀行の債権回収に支障が生じている。19日付蘋果日報が伝えた。
TMTは28行から計8億4,000万米ドルを借り入れている。TMTは当初、保有する10隻余りの船舶を1隻に1つの法人を設立する形で運営してきたが、今年6月になって保有船舶を統括管理する法人を米国で設立。その直後に破産法適用を申請した。
債権団は、TMTが台湾の債権銀行による債権回収を先延ばしするために破産法適用を申請したと受け止めている。債権銀行は米裁判所の判決が出るまで、債権回収ができない状況に陥っており、債権団からは「悪意に満ちた破産法適用申請だ」とする不満の声が上がっている。
兆豊国際商業銀行と上海商業儲蓄銀行はTMTが保有する船舶2隻を差し押さえているが、TMT側の破産法適用申請で競売ができない状況に陥り、船舶の停泊費用がかさんでいる。
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