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成都太平洋百貨の接収騒動、成商集団が全権益所持を主張


ニュース 商業・サービス 作成日:2013年7月22日_記事番号:T00044878

成都太平洋百貨の接収騒動、成商集団が全権益所持を主張

 遠東集団(ファーイースタン・グループ)が中国四川省の成商集団と合弁で展開している太平洋百貨成都春熙店で起きた店舗接収騒動に関連し、成商集団が「4月20日以降、店舗の全ての権益は成商集団に属する」と主張する文書を一方的に送り付けてきたことが分かった。20日付工商時報が伝えた。

 太平洋崇光百貨(太平洋そごう)の李光栄総経理は「成商集団は中国の上場企業であるにもかかわらず、乱暴に資産を奪っていった。ビジネスの道に反する強盗の手口は世界でも例がない」と激しく非難した上で、「公然と実質的に居座りを続け、オオカミのような野心をあらわにした。極めて貪欲なばかりか、法治主義を無視している」と憤った。

 遠東集団傘下の太平洋中国控股の弁護団は、成都市政府など関係当局に対し、事態を重視するよう求めた。太平洋そごうと成商集団は数回の交渉を行ったが、歩み寄りは見られず、事態打開のめどは立っていない。