ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

6月輸出受注もマイナス成長、3.5%減に悪化【図】


ニュース その他分野 作成日:2013年7月23日_記事番号:T00044898

6月輸出受注もマイナス成長、3.5%減に悪化【図】

 経済部統計処が22日発表した6月の輸出受注は351億米ドルで、前年同月比3.5%減と5カ月連続のマイナス成長となり、減少幅も拡大した。経済部は、予想していたプラス成長が実現しなかったものの、需要期入りで下半期は上半期より良くなると予測した。23日付工商時報などが報じた。

 製品別では、情報通信機器が93億8,000万米ドルで同3.9%減だった。パソコン市場低迷に加え、ハイエンドのスマートフォン販売が予想を下回ったためだ。欧州からの受注が2億7,000万米ドル減、日本からが1億8,000万米ドル減と大きく減少した。

 液晶パネルなど精密機器は28億6,000万米ドルで同5.1%減だった。中国の省エネ家電購入補助金制度の終了や景気減速が影響した。

 一方、電子製品は83億7,000万米ドルで、同0.4%増と、主要7大製品で唯一成長した。新興市場でのモバイル機器の需要増に伴い、ハイエンドの半導体需要が増えた。特に中国と米国からの受注が伸びた。

 地域別では、日本(同12.8%減)や欧州(同10.4%減)の他、中国(同1.9%減)もマイナス成長で89億2,000万元と、春節(旧正月)期間を除き2010年11月以来で初めて90億米ドルを割り込んだ。一方、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国(同5%)、米国(同2.6%)は増加した。