ニュース 電子 作成日:2013年7月23日_記事番号:T00044916
液晶パネル用ドライバIC設計、奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)は22日、子会社で反射型液晶パネル(LCOS)用チップやモジュールを手掛ける立景光電(ハイマックス・ディスプレイ)に対し、グーグルが出資を行うことで合意に達したと発表した。グーグルが台湾ハイテク企業に出資するのは初めてのケースで、ウェアラブル(装着型)スマートデバイス分野に関する投資の一環とみられる。23日付経済日報が報じた。
双方の合意内容によると、出資が完了した時点でグーグルは立景光電に対し6.3%の出資比率を獲得する見通しで、出資額は約1億4,500万台湾元(約4億8,000万円)とみられる。奇景光電は今回の出資について「第3四半期中に完了する」としている。
奇景光電は、LCOSはマイクロプロジェクション技術の一種で、グーグルが開発中の眼鏡型端末「グーグル・グラス(Google Glass)」やヘッドアップディスプレイ、マイクロプロジェクターなどの製品に応用できると説明。「グーグルの投資目的は立景光電のLCOSチップおよびモジュール生産能力の拡充にある」とコメントした。
観測によると、立景光電のLCOS月産能力は現在30万セットだが、その6倍超に当たる同200万セットへの拡充を計画しているとされる。
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