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公文書の「日拠」表記、「民族の尊厳のため」=行政院長


ニュース 社会 作成日:2013年7月24日_記事番号:T00044920

公文書の「日拠」表記、「民族の尊厳のため」=行政院長

 江宜樺行政院長は23日、日本が台湾を植民地化した戦前の時代に関する公文書での表現を「日拠」で統一するよう全土の行政機関に指示した理由について、「中華民国の主権と民族の尊厳を示すためには『日拠』がふさわしい」と説明した。24日付中国時報などが報じた。

 江行政院長はさらに、「韓国は日本に統治された時代を『日帝占領期』などと呼んでいる。尊厳を持つ国家であればこうした呼称を採用すべきだ」と述べ、「日拠」の用語使用に中華ナショナリズムを訴える目的があることを示した。

 ただ、野党民進党などは「日拠」は中華イデオロギーに基づく感情的な表現だと反発しており、陳菊高雄市長、頼清徳台南市長などは「強制する必要はない」と表明、民進党が首長を努める県市では公文書に「日拠」が使われない可能性が高い。