ニュース 社会 作成日:2013年7月25日_記事番号:T00044951
オランダ人アーティスト、フロレンタイン・ホフマン氏が設計した巨大なアヒル「ラバーダック」と言えば、5〜6月に香港のビクトリア・ハーバーに出現して大ブームとなったことが記憶に新しいが、この巨大アヒルが12月、台湾に姿を現すことが決まった。
ホフマン氏と交渉し見事誘致に成功した黄議長(24日=中央社)
今回、ラバーダックを誘致したのは基隆市で、香港でのブームを見た同市議会の黄景泰議長が先月、香港を訪れてホフマン氏に直訴。これに同氏が首を縦に振り、実現する運びとなった。来月19日にホフマン氏が基隆入りし、正式契約を結ぶ。
黄議長によると、既に同市はホフマン氏から展示ライセンスを授権しており、今後、適当な業者を選定してラバーダックの製作に入る。その後、基隆港の海洋広場前に12月中旬から約6週間展示する予定だ。
なお、ラバーダックの大きさは各地での展示ごとに異なっており、先ごろ香港に出現した際は16.5メートル、2009年に大阪の八軒家船着場に出現した際は9.5メートルだったが、基隆港に登場するラバーダックは18メートルになるという。
ラバーダックはオランダで07年に初登場して以来、フランス、ドイツ、ブラジル、ベルギー、日本、ニュージーランド、香港など世界各地で展示されて話題となっており、ブームが飛び火して中国やカナダなどでは偽物も登場している。
台湾でも淡水河に6メートルの偽物が登場するなど注目度は高く、基隆市のほか新北市、台中市、台南市、高雄市が誘致を計画していた。
基隆市はラバーダック展示により、延べ200万人の観光客を呼び込めると見込んでいるが、誘致の成功を聞いた市民からは「アヒルを見るためだけにそんなに多くの人がやって来るとは思えない」として、他の観光スポットとの連携が必要との声も上がっている。
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