ニュース 石油・化学 作成日:2013年7月25日_記事番号:T00044961
台湾中油(CPC)の大林石油精製工場(高雄市)は、15日に予定していた第12蒸留塔建設案件の開札を、前夜に本社から受けた通達に基づいて急きょ見送った。第12蒸留塔の建設は2015年閉鎖予定の第5ナフサ分解プラント(通称五軽)代替のため、仮に取りやめとなれば、ガソリン、軽油の他、プロピレンなど川下製品の供給にも影響し、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)▽中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)▽李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)──などに原料コスト上昇など打撃が予想される。25日付経済日報が報じた。
突然の開札見送りは、CPCの民営化を前に、借金で負債が増え、株式の売却価格が下がることを避ける目的とみられる。第12蒸留塔の建設に投資額110億台湾元(約370億円)、付属施設2基を合わせて300億元近くが予定されている。
陳明輝CPC副総経理は24日、第12蒸留塔の建設を延期するか取りやめるかは決まっていないが、予算は既に通過しているので、取りやめるにはまず董事会で決議し、経済部に報告、申請する必要があると述べた。
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