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東芝がIBM連盟に参加、2大ファウンドリーの受注減に懸念


ニュース 電子 作成日:2007年12月20日_記事番号:T00004498

東芝がIBM連盟に参加、2大ファウンドリーの受注減に懸念


 東芝は18日、32ナノメートル世代のバルクCMOSプロセス技術を米IBMと共同開発することで合意したと発表した。これは東芝がIBM、サムスン、米AMD、シンガポールのチャータード・セミコンダクターなど6社が参加する32ナノメートルプロセス開発に加わったことを意味し、20日付経済日報は、今後チャータード・セミコンダクターが、東芝との関係を通じて、台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)の日本市場のシェアを奪う懸念を伝えている。

 これについて工業技術研究院産業技術情報サービス(ITIS)の簡志勝半導体アナリストは、「今後、チャータード・セミコンダクターの投資活動を詳しく見る必要がある。同社の12インチウエハー工場の生産拡張が過剰にならない限りは、日系IDM(半導体垂直統合型デバイスメーカー)は、やはりTSMCとUMCを最有力の発注先として選ぶのではないか。しかし、逆のケースになれば影響を受ける」と指摘した。

 チャータード・セミコンダクターは、AMDから65ナノメートル製品を受注しており、来年は45ナノメートルのFusionマイクロプロセッサチップを受注する予定で、技術面で台湾のファウンドリー2強を追い抜く勢いにある。