ニュース 社会 作成日:2013年7月29日_記事番号:T00044999
行政院農業委員会(農委会)は28日から29日にかけ、狂犬病に感染したイタチアナグマが広範囲で新たに6件見つかったと発表した。
高雄市動物保護処は29日、全11行政区で狂犬病のワクチン接種を実施。鼓山区の会場では大勢の飼い主がペットを連れて訪れ、順番に接種を受けた(29日=中央社)
新たに感染が見つかったのは、南投県国姓郷、同仁愛郷、同信義郷、台中市新社区、台南市南化区、高雄市田寮区。
これまでに感染が見つかったのはいずれもイタチアナグマで、他の動物の感染は確認されていない。地区別の内訳は、南投県6件、台東県2件、雲林県、台中市、台南市、高雄市が各1件の合計12件となった。専門家は大流行期に入った可能性があるとして、注意を呼び掛けている。
29日付蘋果日報によると、東海大生命科学学科の林良恭教授は「台湾には50万~100万匹のイタチアナグマが生息しているとみられ、感染例の発見区域拡大からみて、台湾全土に狂犬病に感染したイタチアナグマがいるとみてよい。今年末から来年初めにかけ、大流行を迎えるのではないか」と指摘した。
台湾大獣医専業学院の費昌勇教授は「イタチアナグマの死亡件数が増え続ければ、大流行期に入る可能性がある。6カ月後に流行がピークを迎え、1年後に死亡数が減少するとみられる。イタチアナグマの90%が死亡し、絶滅する可能性もある」と指摘した。
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