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日月潭の水質悪化,観光ホテルが違法排水


ニュース 社会 作成日:2007年12月21日_記事番号:T00004500

日月潭の水質悪化,観光ホテルが違法排水


 台湾で最も観光価値が高いとされる日月潭風景区で湖水の水質が悪化している問題で、高級さで有名な涵碧楼を含む4軒の観光ホテルが、違法に廃水をたれ流しているとして行政院環境保護署(環保署)から再三罰則処分を受けていることが分かった。21日付聯合報が報じた。

 環保署によると、「水汚染防治法」(水質汚染防止法)の対象となるホテル6軒のうち4軒が、過去3年間の検査で汚水・廃水処理が「不適」とされており、なかでも涵碧楼は、違反回数が最多で、違反状況も深刻だという。

 昨年始め、涵碧楼元従業員からの告発で調査したところ、未申請の排水管からの違法な排出が発覚し、15万台湾元(約52万円)の罰金を受けた。しかし今年5月にも再び同様の違反を犯して6万元の罰金を受けている。

 涵碧楼は「すでに改善済み」としているが、環保署は「日月潭は国家の玄関であり、違法な水質破壊は見逃さない」という厳しい姿勢で、来年から日月潭地区の観光ホテルを優先して検査対象とすると表明した。