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サファイア基板各社がQ3受注満杯、新iPhone向け需要で【図】


ニュース 電子 作成日:2013年7月30日_記事番号:T00045038

サファイア基板各社がQ3受注満杯、新iPhone向け需要で【図】

 30日付工商時報が業界関係者の話を基に報じたところによると、アップルが9月にもスマートフォン「iPhone」の新機種を発売するとの観測が出る中、同社サプライチェーンでデジタルカメラレンズのカバーなどに材料として使用されるサファイア基板の需要が高まっており、兆遠科技(クリスタルワイズ・テクノロジー)や鑫晶鑽科技(TXT)、晶美応用材料(クリスタル・アプライド・テクノロジー)といった台湾の同材料メーカーは、第3四半期中に受注が満杯状態に達する見通しだ。

 業界関係者によるとサファイアガラスは携帯電話各社がハイエンド機種に導入しているが、アップルの利用量が最大で、現在2インチのサファイア基板で月間150万枚の需要があるという。またアップルは今後、スマートフォンなどに搭載される指紋識別システムにもサファイアを採用するとみられ、その需要はカメラ用の4倍に達すると予想されている。

 このほかサファイア基板は今期、発光ダイオード(LED)照明向け、特に高単価のパターン化サファイア(PSS)基板の需要も旺盛で、同基板を専門に手掛ける鋭捷科技(リジッドテック)は6月の売上高で単月過去最高を記録。また既に同基板を生産している兆遠、晶美に加え、今後TXT、佳晶科技(プロクリスタル)、尚志半導体も参入する見通しだ。