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4K2Kテレビパネル、在庫発生


ニュース 電子 作成日:2013年7月30日_記事番号:T00045042

4K2Kテレビパネル、在庫発生

 液晶パネル大手2社、友達光電(AUO)や群創光電(イノラックス)が力を入れる4K2K(解像度3,840×2,160)パネルは上半期、中国や日本のハイエンドテレビ向け受注で両社に利益をもたらしたが、中国政府の省エネ家電購入補助金制度の5月末終了で受注が減り、39インチで大量の在庫が発生した。最近は中国メーカーに人気があった50インチでも在庫が出始めているようだ。30日付電子時報が報じた。

 サプライチェーン関係者によると、TCL集団、創維集団(スカイワース)など中国ブランドが4K2Kテレビの価格競争を検討しており、中国の国慶節(建国記念日、10月1日)連休に上半期の在庫処分で2割以上の値下げとなりそうだ。50インチパネルは上半期と下半期の価格差が1割に上り、さらなる値下げによる販促もあり得る。

 国慶節連休に向けた今後2週間の調達動向が今後を占う鍵となりそうだ。関係者は、パネルメーカーが川下と4Kテレビパネルの価格交渉中で、下半期の市場規模がまだ見極められないと述べた。最近は、上半期ほど楽観できないと、慎重な見方に転じ始めた業者も少なくない。