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「3つのエンジンで景気浮揚」=馬英九総統


ニュース その他分野 作成日:2013年7月31日_記事番号:T00045056

「3つのエンジンで景気浮揚」=馬英九総統

 馬英九総統は30日、聯合報が開催したフォーラムに出席し、▽自由経済モデル区の設置▽公共建設の拡大▽輸出の強化──の「3つのエンジン」で台湾経済の停滯を打破し、成長させるとの考えを示した。31日付経済日報が報じた。

 馬総統は、まず自由経済モデル区の5港湾(台北港、蘇澳港、基隆港、台中港、高雄港)と桃園航空城での規制緩和で外資を呼び込み台湾経済を自由化すると語った。

 次に今年度の重大公共建設予算(投資額10億台湾元以上、1台湾元=約3.3円)は台湾域内総生産(GDP)の2.54%にとどまっているとして、予算をさらに引き上げる考えを示した。財源は公有資産の有効活用で確保すると説明した。

 また世界経済は統合に向かっており、台湾も流れに乗り経済を自由化しなければ萎縮するだけだと強調。市場と製品の多様化を図り、金融、保険、パソコン、情報通信機器の輸出に注力すると話した。その上で自由貿易協定(FTA)や経済協力協定(ECA)締結相手国への輸出割合が台湾は4.18%と、▽シンガポール、70%▽韓国、34%▽日本、17%──に比べて大きく遅れを取っているとして危機感をあらわにした。