ニュース 運輸 作成日:2013年7月31日_記事番号:T00045058
コンテナ海運各社が夏の需要期入りに合わせて8月1日からアジア~欧州、米国航路の運賃引き上げを決定しており、欧州線が全航路の30%を占める陽明海運(ヤンミンライン)や同25%を占める長栄海運(エバーグリーン・マリン)の第3四半期売上高への貢献が期待できそうだ。31日付工商時報などが報じた。
運賃の値上げ幅はアジア~欧州航路が20フィートコンテナ1本当たり300米ドルで、値上げ後の運賃は同1,500~1,600米ドルとなる見通しだ。
米国航路の運賃は先週時点で40フィートコンテナ1本当たり2,100米ドル前後だが、現在多くの海運会社が西海岸向けで200米ドル、東海岸と内陸向けで300米ドルの季節運賃上乗せを代理店に通知している。
陽明海運の主管は今回の運賃上昇について、貨物量の増加のほか、過度に低下している運賃を引き上げるため、海運各社が運航速度を下げたり、積載量を減らすなどの措置を取ったことが要因と分析した。
ただ投資コンサルティング業者は、欧州航路は第4四半期は非需要期を迎えるため運賃は再び下落する見通しで、今回の値上げにより陽明、長栄が獲得する利益は小幅にとどまると予測している。
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