ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2013年7月31日_記事番号:T00045065
冷延大手、高興昌鋼鉄(KHC)は30日の董事会で、近年の鉄鋼世界市場の景気低迷、原料価格高騰による製品価格のコスト割れなどで何年も赤字が続いていることから、永安工業区(高雄市)の冷延工場の全面停止を決議した。全盛時は年60万トン、通常時は月3万5,000~4万トンを生産していた。31日付工商時報が報じた。
同社は、同工場は昨年の時点で既に稼動を停止し、中国鋼鉄(CSC)からの原料調達も打ち切り、100人余りを解雇したと説明した。残った100人余りは生産設備の修理などを行っていたが、今後、解雇または優遇退職を募る。
同社は工場閉鎖に伴い、土地、工場棟、生産設備の一部を処分する計画だ。このうち土地(面積1万6,000坪)は現在の1坪6万台湾元(約20万円)から計算した場合、10億元近くの値が付く見込みだ。
同社は同日夜、屏南工業区(屏東県)の鋼管工場は継続すると表明した。米国がこのほど台湾などから輸入する油井用鋼管(OCTG)に対する反ダンピング(不当廉売)調査を開始したことから、2割の減産を計画していることを明らかにした。
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