ニュース 電子 作成日:2013年7月31日_記事番号:T00045067
和碩聯合科技(ペガトロン)は、中国工場の一般社員に対する過去2カ月の給与大幅引き上げと賞与(ボーナス)支給で、10億台湾元(約33億円)以上の出費となるようだ。中国工場の従業員10万人余りから計算すると、1人当たり約1万元となる。童子賢ペガトロン董事長は「ノーコメント」としている。31日付工商時報が報じた。
中国の人件費は近年上昇が続き、台湾企業の悩みの種となっている。童董事長は、産業発展に伴い、中国での低賃金の加工が減少するのは正常で、中国だけでなくブラジルなど南米、インドの人件費も徐々に上がっていると指摘。スマートフォン1台当たりの加工費用は今後5~10米ドルまで増える可能性があるが、コスト増加分は消費者と負担を分け合うと述べた。
ペガトロンの中国工場が労働者の権益を奪う「搾取工場」と労働権利団体に名指しされたことに関し、童董事長は、給与のピンはねや身分証取り上げを指摘されたのは人材仲介会社で、幹部に確認したところ同社は関与していないと強調。人材仲介会社を変更するなど社会への責任を示し、ピンチをチャンスに変えたいと述べた。
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