ニュース 金融 作成日:2013年8月1日_記事番号:T00045079
難航している台新銀行と彰化銀行の合併問題で、台新金融控股は31日、8月2日に開く彰化銀行の董事会には合併または合併検討に関する議題を提出しないとする声明を発表した。金融監督管理委員会(金管会)の主任委員に曽銘宗氏が就任したことを受け、今後の金融再編政策を見守るため、合併検討を当面先送りした格好だ。1日付工商時報が伝えた。
台新金控は「金管会主任委員に曽銘宗氏が就任し、各界は政府が積極的に金融再編を呼び掛けることに期待している。政府が今後、金融サービス業の国際競争力向上に向け、金融再編プランを示した段階で、台新銀と彰化銀は合併を検討する」と説明した。
台新銀行と彰化銀行の合併構想は、今年初めに事実上頓挫。今後の金融再編の方向性については、張盛和財政部長が「(彰化銀を含む)政府系銀行には再編の差し迫った必要はない」と発言しているほか、華南金融控股、第一金融控股、彰化銀行の合併による大型金融持ち株会社の設立を含む第3次金融改革構想も浮上している。
台新金控は2005年に彰化銀の増資を引き受け、持ち株比率22.5%の筆頭株主となった。台新金控はその後25%以上まで彰化銀株を買い増し、彰化銀との経営統合を目指したが、陳水扁政権下での第2次金融改革に絡む贈収賄事件の余波で進展がストップした。
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