ニュース 石油・化学 作成日:2013年8月1日_記事番号:T00045086
1日付経済日報によると、先月30日に中国・福建省古雷半島の龍騰石化が建設中のパラキシレン(PX)プラントで発生した爆発事故を受け、PXはアジア市場での8月契約価格が1トン当たり20~40米ドル値上がりする見通しだ。このため、PXを原料に高純度テレフタル酸(PTA)を製造する台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)や亜東石化(OPTC)、中美和石油化学(CAPCO)などがオファー価格を引き上げるのは確実とみられる。
PTAのスポット価格は先週、1トン当たり1,060米ドルから1,090~1,100米ドルまで上昇し、さらなる上昇が見込まれている。PTAの7月のアジア市場での契約価格は1トン当たり1,410米ドルで、生産コストは1,050米ドルだったことから、各メーカーは今後の価格引き上げによって利益が増加する見通しだ。
なお台化は、PX(年産能力172万トン)とPTA(同220万トン)を共に生産しており、証券会社は、生産および販売戦略の調整により、さらに利益を拡大できる余地があると指摘した。
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