ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2013年8月1日_記事番号:T00045087
ステンレス大手、唐栄鉄工廠は31日、8月の台湾域内向け価格の全面据え置きを発表した。据え置きは燁聯鋼鉄(YUSCO)に続くもので、需要が低迷する中での受注確保が狙いだ。唐栄の陳瑞源副総経理は、第1四半期は5,000万台湾元(約1億6,000万円)の赤字で、第2四半期も赤字が続く可能性があると話している。1日付蘋果日報が報じた。
燁聯の8月の域内価格は300系冷延ステンレスが8万3,000元、熱延ステンレスが7万8,500元、400系冷延ステンレスが5万2,300元。ただ輸出価格は10~50米ドル値上げし、4カ月続いた値下げが止まった。
なお、中国および韓国から輸入される低価格製品に対するダンピング(不当廉売)問題については、4月に経済部貿易調査委員会(貿調会)が台湾域内産業に実質的な損害をもたらしているとの判断を下したが、財政部の第1次判定は早くても8月中旬となる見通しで、さらに最終的な判断が下されるのは来年初めと予測されている。このため中国、韓国の低価格製品による域内産業への影響は今後も続く見通しだ。
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