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HTC赤字転落が間近、中台提携で問題解決を=アナリスト


ニュース 電子 作成日:2013年8月1日_記事番号:T00045089

HTC赤字転落が間近、中台提携で問題解決を=アナリスト

 宏達国際電子(HTC)が第3四半期の本業利益で上場以来初の赤字転落の可能性が浮上し、中国メーカーとの合併や資本提携を勧める声がアナリストから相次いでいる。名前が挙がっている企業は華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)や聯想集団(レノボ)などだ。これに対し各社はコメントを控えている。中央社電が伝えた。

 バークレイズ・キャピタル証券の蓋欣山アナリストは、今後赤字が続くようなら合併もあり得ると述べた。HTCはまだブランド価値が残っており、海外企業も興味を示すはずと指摘した。

 JPモルガンの郭彦麟アナリストは、HTCより大規模な企業との提携もあり得るが、規模が近い中国企業の方が経営権を握れ、メリットが大きいとの見方を示した。

 HTCは市場シェア縮小でコスト上昇に苦しんでおり、中国企業との提携は中国巨大市場獲得のチャンスともなり得る。中国メーカーにとっては、HTCのブランド力や技術面で恩恵を受ける可能性がある。

 経済部投資審議委員会(投審会)は、中国資本の携帯電話メーカーへの投資は制限がなく、合併は可能と説明した。

 HTCの株価は赤字転落の見通しが示された後、先月31日、8月1日と2日連続でストップ安となった。