ニュース 電子 作成日:2013年8月1日_記事番号:T00045093
会社更生手続きを進めている日本のDRAM大手、エルピーダメモリは31日、同社全株式を米国の同業、マイクロン・テクノロジーが取得する手続きが完了したと発表した。これによりエルピーダはマイクロンの完全子会社となる。また同時にマイクロンはエルピーダの台湾子会社、瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)の株式24%を力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)から取得。これにより出資比率を89%に拡大し、レックスチップの生産量を100%掌握することになり、生産能力世界2位に浮上した。1日付電子時報が報じた。
今回の買収によりマイクロンは、12インチウエハー換算で月産能力10万枚のエルピーダ広島工場と同8万5,000枚のレックスチップ工場を獲得し、全体の生産能力を約45%増強することになる。
なおマイクロンは今年初め、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)との合弁メーカー、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)が保有する12インチウエハー工場のうち同13万枚分の生産能力を確保しており、同社は台湾に同20万枚を超える生産能力を保有することになる。
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)によると、今回のエルピーダ買収により、マイクロンはDRAM世界市場においてシェアを26.8%に拡大。SKハイニックス(シェア26.5%)を上回り、サムスン電子(同37.8%)に次ぐ2位となった。
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