ニュース 電子 作成日:2013年8月1日_記事番号:T00045096
1日付電子時報によると、EMS(電子機器受託生産サービス)大手の米ジェイビルサーキットがノートパソコンおよびスマートフォンの組み立て業務に参入するとの観測が出ている。同社は最近、台湾や中国でエンジニアや調達要員など人材の大規模な引き抜きを行っており、観測が事実とすれば業界を揺るがすことになるとして注目を集めている。
業界関係者によると、ノートPCおよびスマートフォンの組み立て業務は、市場が成熟しているため利益が限られており、ジェイビルの参入観測は業界で驚きを持って受け止められている。
しかし一部では、ジェイビルの動きは米国政府による製造業のUターン投資促進政策に応じ、アップルなどが生産ラインを米国内に移設している状況を受けてのものとの見方が出ている。
なおスマートフォン分野では、ジェイビル傘下で台湾の緑点高新科技(グリーン・ポイント)が、アップルが発売するとされる廉価版iPhoneの筐体を受注したとの観測も出ており、ジェイビルはさらにiPhoneの組み立てに興味を抱いているとされる。
このため同社の人材引き抜きはアップルの製品の大部分を受託生産する鴻海科技集団(フォックスコン)が主なターゲットとなっているようだ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722