ニュース 電子 作成日:2013年8月2日_記事番号:T00045123
第2四半期の業績で11四半期ぶりの黒字転換を果たした液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪総経理は、先ごろ同社が開催した業績説明会で「大陸(中国)の国慶節(建国記念日、10月1日)、年末年始、春節(旧正月)シーズンや欧米の例年のハイシーズンに向け、8月から需要が上向く」と話し、今後の見通しに楽観的な見方を示した。市場関係者も、AUOは第3、第4四半期と黒字を維持し、通年の業績で3年ぶりの黒字転換を果たすと予測している。2日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、液晶パネル需要の先行きは現時点で不透明で、一部サイズの製品は依然在庫消化の状況にあり、価格競争が激化。テレビ用パネルのサプライヤーは値下げ圧力にさらされているが、こうした状態は8月下旬から解消に向かうと予測されている。
AUOは第3四半期の出荷見通しについて、大型パネルは前期比横ばい、中小型パネルはスマートフォン向けや統合型タッチパネル「eTP」を中心に出荷枚数7~9%増を見込む。
なお彭総経理は、同社のLTPS(低温ポリシリコン)パネル生産について「台湾の第3.5世代工場およびシンガポールの第4.5世代工場のいずれもフル稼働となっている」と説明。中国スマートフォン市場でミドル・ハイエンド製品のシェアが30%に拡大していることが背景にあるとしている。
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