ニュース 金融 作成日:2013年8月5日_記事番号:T00045134
外国為替取扱指定銀行(DBU)の人民元業務解禁から今月6日で半年を迎えるが、2日までの人民元預金残高の総額は283億人民元(約4,600億円)に上った。ただ、運用先不足で投資収益率が落ち込んだ結果、預金残高の増加ペースが鈍っており、預金残高は通年で800億〜1,000億人民元程度の範囲となる予想だが、1,000億元の大台乗せには、中台双方の当局によるさらなる運用先開放が必要だと業界関係者は指摘している。5日付経済日報が報じた。
ある銀行の主管は、人民元預金は運用先が少なく、点心債(オフショア人民元建て社債)でさえ収益率が1年前の5~6%から3~4%まで落ち込んだと指摘。銀行の高利率商品の販売意欲に悪影響が出ていると話した。
なおDBU人民元預金の銀行別残高は上位から▽兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)、40億元▽台湾銀行、約40億元▽永豊銀行(バンク・シノパック)、30億元▽中国信託商銀行(CTB)、28億元▽台北富邦銀行、25億6,000万元──などとなっている。今年2月の解禁直後に首位だった第一銀行は、残高24億5,000万人民元で6位に後退した。
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