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ソニーがテレビ生産戦略転換、中強光電・瑞儀に恩恵


ニュース 電子 作成日:2013年8月5日_記事番号:T00045142

ソニーがテレビ生産戦略転換、中強光電・瑞儀に恩恵

 5日付工商時報によると、ソニーは今年、テレビ生産において半製品の液晶セル(オープンセル)にバックライトモジュールを加えて組み立てる(BMS)方式を採用し、部品調達を自社主導に切り替えており、これによりバックライトモジュール大手の中強光電(コアトロニック)、瑞儀光電(ラディアント・オプトエレクトロニクス)が売り上げを伸ばしているもようだ。コアトロニックの第3四半期のテレビ向け売上高は約200億台湾元(約660億円)、ラディアントは同150億元以上と証券会社は予測している。

 同紙によるとソニーは、今年生産の外部委託戦略を大きく転換し、自社による設計、部品調達を強化することで利益増を目指しており、ODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカーへの委託規模を縮小しているという。

 特にコアトロニックは第2四半期、ソニーのほかサムスン電子向け新規受注の貢献により出荷量が月平均70万〜80万枚に増加。通年の成長率は50%に達する見通しだ。また同社は友達光電(AUO)から超高解像度4K2Kテレビ用液晶パネル向けにも受注を獲得し、上半期に出荷を開始したと観測されている。