ニュース 電子 作成日:2013年8月5日_記事番号:T00045147
5日付工商時報によると、昨年11月に発光ダイオード(LED)エピタキシャルウエハー・チップメーカー、璨円光電(フォルモサ・エピタキシー)が中国の同業最大手、三安光電から23億5,200万台湾元(約78億円)の出資を受け入れると表明していた投資案件について、経済部工業局は7月末に「反対しない」との意見をまとめており、早ければ今月中に投資審議委員会(投審会)を通過する見通しだ。これが実現すればLED業界で初の中国資本受け入れとなる。
技術流出の懸念があるとして台湾の同業から反発が上がる中、璨円光電は同案件について今年2月に審査を申請。LEDは中国資本受け入れの際、専門小委員会の審査を受ける必要があるセンシティブ品目(重要品目)に含まれている上、4月に三安光電が関連当事者取引を隠匿したなどの疑惑が報じられたことに対する補足説明が必要となり、審査が長引いている。
三安光電の出資比率は19.9%を予定しており、三井物産(出資比率15%)を抜いて同社最大の法人株主に躍り出る。ただ、工業局は三安光電に対し、総経理や財務長などの幹部職を派遣せず、経営の主導権を握らないことに同意するよう要求したとされる。
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