ニュース 電子 作成日:2013年8月5日_記事番号:T00045148
先月末に会社更生手続き中の日本のDRAMメーカー、エルピーダメモリを買収した世界2位の米マイクロン・テクノロジーのマーク・アダムス社長は4日、工商時報のインタビューに対し、台湾は同社にとって重要なDRAM生産拠点で、今後も投資を続けると語った。5日付同紙が報じた。
マイクロンは、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)との合弁、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)に加え、エルピーダ買収で同社の台湾子会社、瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)への出資比率を89%に引き上げたことで、台湾の生産能力を確保した。現在イノテラは30ナノメートル製造プロセス、レックスチップは25ナノプロセスを導入しているが、来年以降はマイクロン、エルピーダの20ナノプロセスを導入する見通しだ。なお、マイクロンは両社を買収するつもりはないと語った。
アダムス社長は、下半期のメモリー市況に慎重な見方を示し、市場シェア拡大ありきで増産するのではなく、賢く投資していくと語った。短期的にはDRAMやNAND型フラッシュメモリー工場の建設計画はないとしながらも、将来的には台湾でのNANDフラッシュ生産の可能性もあると話した。また、パッケージング・テスティング(封止・検査)工場建設の計画もなく、台湾の封止・検査業者と関係を緊密化すると説明した。
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