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高温で飲料ふた変形、スタバとモスが材質変更へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2013年8月6日_記事番号:T00045158

高温で飲料ふた変形、スタバとモスが材質変更へ

 台北市政府衛生局は5日、ファストフードやコーヒーなどのチェーン店25店舗で熱い飲料を入れる容器のふたの耐熱性を調べたところ、13店舗で使用されていたポリスチレン(PS)製の容器で変形が認められた。指導を受け、6店舗は既にポリプロピレン(PP)製の容器に材質を変更した。

 PS製容器は一般に耐熱温度が90度とされていたが、実際には57〜78度で変形が見られた。衛生局は「食品容器の安全性を確保するため、販売する飲料の温度を想定し、高温に耐える材質を採用するなど自主管理を業者に呼び掛けた」と説明した。

 6日付中国時報によると、台湾では「6号」と呼ばれる耐熱規格のふたが一般的だが、台北市食品薬物管理処の邱秀儀処長は「耐熱性が高い5号規格のふたを使用することが望ましい」と述べた。

 スターバックスを展開する統一星巴克は「長年6号規格のふたを使用してきたが、問題は起きていない。台湾市場の需要に対応し、PP製の5号規格のふたを開発しており、9月末から切り替えを進めたい」と説明した。モスバーガーも9月初めからふたの材質切り替えを計画している。