統一超商（プレジデント・チェーンストア）が50％出資する統一多拿滋（ミスタードーナツ）は７日から、バナナのドーナツ新製品５種を販売する。いずれも35台湾元（約110円）だ。６日付工商時報などが報じた。
同社は、台湾の品種、台蕉２号を使い、味だけでなく形もバナナに模し、日本と同時販売することで、来店客が増え売り上げも増えると見込む。
同日から、抹茶、あずきなどを使用したドーナツや、宇治抹茶のエッグロールのギフトセットも販売する。中秋節（旧暦８月15日、今年は９月19日）の贈り物の定番、中華菓子「月餅」に代わるものとして、今年の販売は２万箱と、前年比倍増を狙う。
同社は、男性客を増やすため新商品を開発していると明かした。来店客の80％は女性で、年齢層は15～19歳が最も多く、19～35歳が続く。客単価は120～130元。ポン・デ・リングとオールドファッションが人気だ。現在56店で、年内に60店まで増やし、今年の売上高で前年比10％増を見込む。
