ニュース 電子 作成日:2013年8月6日_記事番号:T00045170
宏達国際電子(HTC)が5日発表した7月の売上高は157億2,800万台湾元(約514億円)で、前月比28.75%、前年同月比37.15%の大幅減に見舞われた。ミドルエンドの新機種「HTC One mini」が未発売で、旗艦機種「新HTC One」の販売が落ち込む穴を埋められなかった。6日付経済日報などが報じた。
同社は先日の業績説明会で、第3四半期売上高は500億〜600億元となり、第2四半期の707億元を下回るとの予測を示したが、現状では予測の下限の500億元を少々超える程度になると観測されている。市場の当初予測値である530億~560億元に達するには、8月と9月に170億~190億元の売上高が必要で困難が予想される。
同社の売上回復の鍵を握る新機種、HTC One miniは今週9日に発表される。ただ8月中旬から下旬にかけて一部の市場に先行投入されるため、8月売上高への貢献は限定的になる見通しだ。証券会社は、マーケティング費や固定費の支出で、第3四半期は赤字に転落する可能性も指摘した。
なお周永明・同社執行長(CEO)は業績説明会で、第3四半期末から第4四半期にかけて、複数の新製品を投入すると発言している。ディスプレイサイズ4.5インチのミドルエンド機種「Zara」や、5.9〜6インチで開発コードネーム「T6」の大型機種ではないかとの観測が出ている。
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