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ルネサスの一部工場閉鎖計画、台湾メーカーの受注に恩恵【表】


ニュース 電子 作成日:2013年8月6日_記事番号:T00045173

ルネサスの一部工場閉鎖計画、台湾メーカーの受注に恩恵【表】

 IDM(垂直統合型の半導体メーカー)日本最大手、ルネサスエレクトロニクスが今後1~3年以内に前工程のファウンドリーと後工程のパッケージング・テスティング(封止・検査)の一部工場を閉鎖し、生産委託を拡大したり、不採算事業を見直す生産構造改革を発表したことを受け、台湾メーカーに恩恵が見込まれている。6日付工商時報が報じた。

 ルネサスの決定で最も恩恵が大きいとみられるのが台湾積体電路製造(TSMC)で、40ナノメートル製造プロセスの主力製品フラッシュマイコンや28ナノの受注全てを引き継ぐ見通しだ。ルネサスの封止・検査を受け持つ日月光半導体製造(ASE)、京元電子(KYEC)も受注が期待できる。

 ルネサス最大のPC用電源IC生産拠点、甲府工場の閉鎖決定でPC用ローボルテージMOSFET市場からの撤退が確定的となり、茂達電子(アンペック・エレクトロニクス)、尼克森微電子(NIKOセミコンダクター)、富鼎先進電子(APEC)などは受注を獲得しやすくなりそうだ。