ニュース 政治 作成日:2013年8月7日_記事番号:T00045177
陸軍での下士虐待死事件で引責辞任した高華柱国防部長の後任として国防部副部長から昇格したばかりの楊念祖国防部長(58歳)が、過去に学術論文を盗用していたとの雑誌記事が掲載されることが明らかになり、就任からわずか6日目で辞任した。7日付蘋果日報が報じた。
辞任した楊念祖国防部長。次期国防部長には、厳明参謀総長の昇任が決まった(中央社)
楊氏は馬英九政権で初の文民(シビリアン)国防部長として、下士虐待死事件の事後処理を任された矢先だったが、予想外のスキャンダル発覚で辞任に追い込まれた格好だ。
楊氏は6日夜開いた臨時記者会見で、「論文の盗用を指摘されたことを受け、事実関係を調べた結果、過ちを認め、馬英九総統に辞意を表明した」と述べた。総統府の李佳霏報道官も楊氏の辞任が認められたことを明らかにした。
問題の雑誌記事は7日発売の有力週刊誌「壱週刊」に掲載された。楊氏によると、2007年に出版された台湾海峡での軍事情勢に関する書籍に楊氏の署名原稿が掲載されたが、実際には友人が代筆したもので、内容は中国の雑誌に発表された外国の学者の論文を盗用したものだったという。
楊氏は会見で「個人の過ちで、政府や国軍の栄誉や評判に影響を与えたため、引責辞任することにした」と説明した。
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