ニュース 運輸 作成日:2013年8月7日_記事番号:T00045181
台湾高速鉄路(高鉄)は6日、董事会で運賃値上げ案を承認し、10月1日からの新料金適用を決めた。値上げ幅は最大9.6%(台北~台南間)で、台北~左営(高雄)の運賃は現行の片道1,490台湾元から1,630元(約5,300円)へと、140元の値上げとなる。高鉄運賃の値上げは2007年の開通以来初となる。7日付自由時報などが報じた。
高鉄の運賃は政府が承認した基本料率(現在1キロメートル当たり4.009元)に高鉄が最高20%の調整を加えて決定でき、新運賃は同4.8108元で計算されるとみられる。
交通部は既に運賃値上げに同意しているため、高鉄は9月1日に新運賃の公告を予定している。
葉匡時交通部長は、「高鉄には値上げの権利がある」と前置きした上で、値上げに合わせて各種優待運賃なども導入してほしいと述べた。これを受け、広報担当者は▽非ピーク時の割引プラン▽定期券や回数券は当面値上げしない──などを検討しており、新運賃と共に割引プランを発表すると説明した。
高鉄が値上げを踏み切る背景には、電力料金値上げなどのコスト増で同社の運営を圧迫していることがある。
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