ニュース 電子 作成日:2013年8月8日_記事番号:T00045218
パソコン需要の低下が進む中、過去半年上昇を続けたDRAMのスポット価格が再び下落している。先ごろ韓国SKハイニックスがDRAMを低価格で出荷しているとの観測が出たことに続き、メモリモジュール世界最大手、米キングストン・テクノロジーも8月からDRAMモジュールのオファー価格を引き下げたと伝えられている。業界関係者によると、DRAM業界では一部で在庫水準が高まっており、今後業界全体で大幅な価格の下落につながる恐れもあるとの懸念が浮上している。8日付電子時報が報じた。
PC需要が今年下半期も上向く兆しが見えない上、タブレット型PCやスマートフォン販売も予想を下回っている状況を受け、DRAMオファー価格は2GB(ギガバイト)DDR3で1.5米ドル、4GBで3米ドルを割り込む局面となっている。
メモリーメーカー関係者によると、DRAMモジュール顧客の多くがDRAM価格の下落を受けて値下げを実施しているが、下げ幅は小幅にとどまり、各社が模様眺め姿勢を取っている状況だという。しかし、いずれかのメーカーが大幅な値下げに踏み切れば、業界全体にドミノ現象が起きる可能性があると指摘している。
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