ニュース 電子 作成日:2013年8月9日_記事番号:T00045248
宏達国際電子(HTC)は8日、台湾で販売を開始した4.3インチのミドルエンド機種「HTCデザイア500」を、今月中にも英国を含む一部欧州で発売することを明らかにした。英国の携帯電話販売サイト「MobileFun」では本体価格347.99米ドルで予約を開始している。9日付蘋果日報が報じた。
「HTCデザイア500」は、クアルコムの1.2ギガヘルツ・クアッドコアプロセッサー、800万画素のデジタルカメラを搭載している(HTCリリースより)
ミドルエンド機種については、先日の同社業績説明会で周永明執行長、王雪紅董事長が共に重要性を強調し、今後注力していく姿勢を見せていた。
低迷するHTCにとって規模の大きいミドルエンド市場は外せないが、中国ブランドの聯想集団(レノボ)や、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)、中興通訊(ZTE)などが既に同市場で存在感を示している上、今後アップルも廉価版iPhoneを発売すると観測されており、HTCの成功は容易ではないとの見方も証券業界から出ている。
台新証券投資顧問の呉火生董事長は、HTCが競争を勝ち抜くには「高規格で低価格」が鍵と指摘。聯発科技(メディアテック)のICチップ採用や、製造の外部委託などでコスト削減を図るしかないと説明した。
市場調査会社、IDCの統計によると、OS(基本ソフト)にアンドロイドを採用している携帯電話の第2四半期出荷台数シェアにおいて、HTCはわずか3.7%で5位圏外だった。
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