結婚式場チェーン最大手、林園婚旅集団は、台中市の再開発地域「台中７期市地重画区」に同地区で２軒目となる５つ星ホテル、「台中林園酒店」を建設中だ。結婚式場や会議場を備え、年末までの試験営業を予定しており、披露宴から宿泊、ハネムーンの旅行までのパッケージサービスを提供する。12日付工商時報が報じた。
台中林園酒店は客室数309室を擁し、平均単価は5,500～6,000台湾元（約１万8,000～２万円）と中部では最高価格となる予定だ。披露宴会場は最大でテーブル150卓、ホテル全体では250卓を提供できる。屋外披露宴会場では300人を収容でき、ビュッフェ・レストランを含めると最大で800人の参加が可能となる。また、大型会議場は９室を擁する。
同ホテルの兪克元総経理は、グループは全土８カ所で結婚式場を展開しているもののホテルが不足していたと指摘、台中林園酒店は結婚式に参加する親族や友人の宿泊場所を提供できると説明した。来年の売上高目標は10億元で、そのうち60～65％を結婚式場とレストランが占めると予測した。
台中市の「第７期市地重画区」では、既に午陽集団が客室数237室の「日月千禧酒店」をオープンしている。
