ニュース 電子 作成日:2013年8月12日_記事番号:T00045273
12日付電子時報によると、聯想集団(レノボ)と仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の合弁会社、聯宝(合肥)電子科技(安徽省合肥市)が、生産能力の不足を埋めるため、ノートパソコン組み立ての前工程を中国のODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカー、深圳宝龍達信息技術に委託している。中国にサプライチェーンを根付かせる意図がうかがえ、台湾のODMや部品メーカーなどのサプライチェーンに危機感をもたらしている。
レノボは、組み立ての発注で台湾メーカーから聯宝への切り替えを進めており、台湾ODMメーカーは受注が減少している。サムスン電子も台湾メーカーへの発注を回収して、2015年にはベトナムで生産を行うとの観測も浮上している。ノートPC市場の縮小は予想を上回る勢いで進んでいるものの、生産能力は過剰に陥っており、今後低価格での受注獲得競争が進めば、業界全体の薄利化が進むと懸念される。
サプライチェーンの関係者は、技術力を急激に伸ばしている中国メーカーはオファー価格を低く設定し受注獲得に成功していると説明し、この流れはロー~ミドルエンドの部品から、ハイエンド機種やODMにも波及していくと語った。
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