ニュース 電子 作成日:2013年8月12日_記事番号:T00045274
華碩電脳(ASUS)の沈振来執行長(CEO)は9日の業績説明会で、ノートパソコン市場の縮小と、タブレット型PC、スマートフォンの成長を受けて、昨年末より「モバイル企業」への組織転換に着手しており、早ければ今年第4四半期から来年第1四半期にかけて完了すると発言した。3製品合計の市場規模は今年15億台、5年後には25億台に成長するとの予測も提示した。なお、同社の第2四半期の純利益は47億6,500万台湾元(約150億円)で前期比21%減、上半期純利益は108億2,100万元だった。10日付蘋果日報が報じた。
沈CEOは、7月以降、ノートPCの新製品4機種を投入することを明らかにした。市場シェア維持を目的に低価格帯を狙う(中央社)
同社は今年、ノートPCの出荷目標を2,000万台から1,700万~1,900万台へと引き下げた。一方、スマートフォンは100万台から150万台に引き上げた。タブレットPCは目標1,200万台を達成できるとの見方だ。
ASUSは、米グーグルとのダブルブランドのタブレットPC「ネクサス7」の2014年モデルの受注をLGエレクトロニクスに奪われるとの観測が出ている。これについて沈CEOは、来年もASUSとグーグルは提携している可能性は高いと述べた。ただ、ダブルブランド製品のタブレット全体に占める出荷比率を14年第2四半期までに20%に抑え、受注を失った場合の影響を低減する考えも示した。
なお市場では、グーグルは発注先が韓国メーカーに偏ることを懸念しており、10インチディスプレイの「ネクサス10」はASUSに発注するとの観測が出ている。
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