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TSMC7月3.6%減収、過去最高売上高の更新ストップ【表】


ニュース 電子 作成日:2013年8月12日_記事番号:T00045277

TSMC7月3.6%減収、過去最高売上高の更新ストップ【表】

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、7月の連結売上高が521億300万台湾元(約1,700億円)で前月比3.6%減少し、過去3カ月続いた過去最高売上高の更新がストップした。前年同月比では7.3%増だった。10日付工商時報が報じた。

 同社によると、減収はパソコンおよび通信製品市場の需要低下、および7月からパッケージング・テスティング(封止・検査)子会社の精材科技(シンテック)が連結対象から外れたため。ただ、シンテックの7月の売上高を含めた場合でも、連結売上高は前月比3%減で、減収であることに変わりはない。

 TSMCは第3四半期の見通しについて、PC市場の需要低迷、スマートフォンの在庫増により、半導体サプライチェーンが予定を前倒しして在庫調整を進めている影響で、連結売上高は1,610億~1,640億元と前期比3.3~5.2%増にとどまると予想している。

 一方、台湾業界2位の聯華電子(UMC)は7月連結売上高が前月比7.4%増の115億5,800万元と、TSMCとは好対照となった。前年同月比では11.59%増だった。第3四半期の連結売上高についてはTSMCとほぼ同水準の前期比3~4%増を予想している。