ニュース 電子 作成日:2013年8月13日_記事番号:T00045298
発光ダイオード(LED)メーカー、奇力光電科技(チーメイ・ライティング・テクノロジー)が56億台湾元(約180億円)の負債を抱え経営破綻状態となっている問題で、第一銀行など債権銀行は12日、裁判所に臨時管理人の派遣を申し立てることなどで一致した。13日付経済日報が報じた。
債権団はまた、経済部に大株主との仲裁を求める一方、水道・電気料金立て替えを取りやめることも申し合わせた。このため、奇力光電は工場への水道・電力の供給が断たれる可能性が出てきた。
裁判所が臨時管理人の派遣を決めた場合、臨時管理人が債権団と資産処分などについて協議を進めることになる。
債権団は奇力光電の大株主である群創光電(イノラックス)、奇美実業が支援に消極的なことに不満を募らせており、今後両社の投資案件に対する融資審査を厳格化する可能性も示唆している。
一方、台南市政府労工局は同日、奇力光電の労使調停を行ったが、会社側が出席せず、従業員代表は会社側に解雇手当、未払い給与など合計8,000万元の支払いを求めた。奇力光電の従業員はイノラックスが全員の雇用を引き継ぐ方針を示しているが、解雇手当、未払い給与などについては、奇力光電が自力で負担すべきだとの立場を崩していない。
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