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新北市、就職浪人に手当支給へ


ニュース その他分野 作成日:2013年8月14日_記事番号:T00045308

新北市、就職浪人に手当支給へ

 新北市は13日、初めて就職活動を行い、半年たっても就職先が見つからない「就職浪人」に対し、9月から月額5,000台湾元(約1万6,000円)の手当を最長4カ月支給することを明らかにした。14日付蘋果日報が伝えた。

 支給条件は同市在住で就職意思があり、月3回の就職指導を受けることで、いわゆるニートなど就職意思がない人は支給対象とはならない。当面の定員は1,200人で、市は1,500万元の予算を計上した。不足時には予算を追加計上する予定だ。

 行政院主計総処の統計によると、台湾全土の15~29歳の失業率は17%で、初めて就職活動に取り組んでいる人の平均失業期間は7カ月を超えている。新北市でも18~29歳で6カ月以上失業している人が約6,700人おり、うち1,000人が就職意思を持っているという。新北市は失業期間が長くなると就職がさらに難しくなるとして、手当支給を決めた。

 隣の台北市は「手当を支給すれば失業問題が解決できるわけではない」として、現時点で新北市の制度に追随する考えはないとしているが、求人情報を提供するなどして、新北市に協力していく構えだ。