ニュース 社会 作成日:2013年8月15日_記事番号:T00045332
皇冠特殊印刷(台中市)が紙製の食品容器を製造する過程で、紙に付着した油脂を有毒なトルエンを使って拭き取っていたことが14日付蘋果日報の報道で明らかになり、波紋を広げている。台中地方法院検察署は同日、同社の朱明耀総経理ら2人を食品衛生管理法違反の疑いで刑事立件した。
台中市政府衛生局は、同社に150万台湾元(約490万円)以上の罰金処分を下す構えだ(14日=中央社)
朱総経理は同日午前の段階で、「トルエンは機械の清掃に使用していたものだ」などとして、報道内容を否定した。しかし、午後に検察の事情聴取を受けた朱総経理は、記者会見で前言を撤回し、トルエンで紙製容器を吹いていたことを認め、今週中に問題の容器を回収する措置を取ると説明し、謝罪した。その上で、「食品容器業界では長年、トルエンで油脂を拭き取ってきた。トルエンは皇冠だけが使用していたわけではない」などと述べた。
皇冠製の紙製容器は、小籠包で有名な「鼎泰豊」など外食業界や中華航空(チャイナエアライン)で使用されており、各社は相次いで問題の容器の使用を中止したことを明らかにした。
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