米フラッシュメモリーメーカー大手のスパンションは15日、台湾の同業、旺宏電子（マクロニクス・インターナショナル）のＮＯＲ型フラッシュメモリーが特許６件を侵害しているとして、米国際貿易委員会（ＩＴＣ）と米カリフォルニア州北部連邦地方裁判所に提訴したと発表した。
スパンションによると、問題の特許はフラッシュメモリーの製造と構造やメモリーセルのセキュリティーに関するものだという。
このうち、スパンションはＩＴＣへの提訴で、同社特許を侵害したマクロニクスのフラッシュメモリーとその川下製品の米国での販売を禁止するよう求めた。
16日付経済日報によると、マクロニクスの広報担当者は「弁護士と対策を検討している。同業に対する不当な特許訴訟には賛同できない」とコメント。スパンションを特許侵害で逆提訴する考えを明らかにした。
