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中華郵政、林口に物流園区を計画


ニュース 運輸 作成日:2013年8月19日_記事番号:T00045386

中華郵政、林口に物流園区を計画

 中華郵政(郵便局)は、桃園国際空港経由で台北市、新北市、桃園県をつなぐ都市交通システム(MRT)新路線、台湾桃園国際機場聯外捷運系統のA7(体育大学)駅(桃園県亀山郷)近くの産業専用区の土地約20ヘクタールを購入し、物流園区を構築する考えだ。18日付経済日報が報じた。

 中華郵政は、インターネットショッピングの普及に伴い、商品の配送市場は潜在成長力があるとみている。また、中国の郵便局と小包の配送やネットショッピングでの提携を協議している。こうした中、中華郵政は物流園区に物流関連施設だけでなく、郵便物の処理、印刷パッケージや研修などのセンターも設け、郵便物処理・配達・物流の一貫サービス体制を構築する考えだ。

 関係者によれば、桃園空港や台北港に近く、大型トラックが出入りしやすい広い土地は台北市内には残っていないため、中華郵政の主管が李鴻源内政部長にA7駅近くの土地購入に協力を要請した。主管は、この土地を購入でき、物流園区が完成すれば、現在台北市金山南路にある郵便物処理センターを移転し、空いた土地(7,094坪)は政府が進める都市再開発「華光特区」とまとめて商業開発を行うと話している。

 ただ内政部関係者によると、行政院経済建設委員会(経建会)は同地は公開入札するのが望ましいと考えており、行政院が最終判断を下すまで分からない状況だ。