ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2013年8月19日_記事番号:T00045396
台塑集団(台湾プラスチックグループ)とオーストラリアの鉄鋼メーカー、フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)はこのほど、FMG傘下「Iron Bridge」の鉄鉱石採掘プロジェクトで提携していくことを発表した。台プラ側はグループ主要4社で設立した鉱山開発会社「台塑資源」が同プロジェクトに11億5,000万米ドルを出資し、31%の採掘権を獲得した。17日付工商時報が報じた。
FMGは世界4番手につける鉄鉱石採掘業者。今回台プラが投資したIron Bridgeの鉱区はオーストラリア西部に位置し、港からわずか100キロメートルの距離だ。埋蔵量は52億トンに上る。投資条件は申し分なく、台プラは安定した原料調達先の確保に成功したことになる。なお、Iron BridgeにはFMGが88%出資しているほか、残る12%は中国上海市の宝鋼集団(バオスチール)が出資している。
台塑資源に出資する4社は6月、それぞれ29億9,975万元の増資を引き受け、資本金を120億元(約390億円)引き上げたばかりで、オーストラリアのほか、ブラジルやアフリカなどで鉱山開発に出資し、権益の獲得を目指している。
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