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イノラックス、Oxide TFTを来年量産へ


ニュース 電子 作成日:2013年8月19日_記事番号:T00045404

イノラックス、Oxide TFTを来年量産へ

 19日付経済日報によると、液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)はハイエンドのタブレット型パソコン用パネルの受注獲得に向けて、第5、第6世代工場で酸化物半導体TFT(Oxide TFT)技術を導入、来年の量産開始を目指している。同技術に基づく生産能力はシャープとサムスン電子が保有しているが、イノラックスが導入すれば台湾メーカーとしては初めてで、同業の友達光電(AUO)に先行する。

 Oxide TFT技術は画像の解像度を向上させ、映像のばらつきが少なく、同じ先進技術でも低温ポリシリコン(LTPS)に比べ設備投資額を抑えられる利点がある。

 証券会社はイノラックスの業績について、今年はタブレット型PC向けと中小型パネルに注力しており好調で、来年は単価と付加価値の向上により、引き続き黒字が見込めると分析した。またハイエンド液晶パネルの主要出荷先がノートPCからタブレットPCに移行しており、競争が激化していると指摘した。