ニュース 電子 作成日:2013年8月19日_記事番号:T00045405
19日付経済日報が業界関係者の話を基に報じたところによると、台湾積体電路製造(TSMC)は、これまで8四半期連続で生産ラインの満杯状態が続いてきた28ナノメートル製造プロセスで、主力顧客からの受注削減により第4四半期の生産量が3割近く減少すると観測されている。TSMCの同プロセスについては先ごろ、米クアルコムからの受注を失ったと報じられていた。ただ、同社広報担当は18日、「減産計画はない」と観測を否定した。
観測によると、TSMCは28ナノプロセスの一部設備を停止するが、電源は抜かずクリーンルームはいつでも使える状態にしておくなど、急な受注に対応可能な体制を整えるもようだ。ただ同社は、既に発注していた前工程設備の搬入を部分的に一時見送ることをメーカー側に通知したと半導体設備メーカーは指摘している。
また日本のあるシリコンウエハーメーカーも、TSMCへの第4四半期の出荷は28%減少するとの見通しを明らかにしている。
28ナノプロセスは第2四半期の売上高構成比が29%と主力製品に成長しており、減産による業績への影響は必至だ。なお、張忠謀・同社董事長は第4四半期は前期比7%減収となるとの見方を示している。
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