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台湾独立支持の日本人、入境禁止不服申し立てが却下


ニュース 社会 作成日:2013年8月20日_記事番号:T00045410

台湾独立支持の日本人、入境禁止不服申し立てが却下

 日本の民間団体「台湾建国応援団」の田辺憲司氏は、台湾で2010年5月に「台湾独立」を支持する行動を行ったとして、同年9月に再び来台した際、内政部入出国移民署から入境を禁止されて日本に強制送還された。田辺氏はこれを不服とし、内政部に入境禁止処分の取り消しを求めたものの、申し立てが却下されたことが分かった。20日付自由時報が伝えた。

 田辺氏は来台時に玉山に登山し、「日本は台湾の独立建国を支持する」という横断幕を広げたほか、嘉義市で台湾独立に関するイベントに出席したとして、15年6月まで5年間の入境禁止処分を受けた。しかし、田辺氏は、台湾で犯罪を犯してはおらず処分は受け入れられないとして、台湾側関係者を通じて内政部に申し立てを行っていた。

 内政部の蕭家淇政務次長は、「申し立ての法廷期限を過ぎている」として、内政部訴願審議委員会が今月16日に申し立てを却下したことを明らかにした。入境禁止処分の理由については「台湾で政治活動を行っており、観光目的に当たらず、国益に危害を与えた」と説明した。

 本土派メディアの同紙は、田辺氏の入境禁止処分について、「中国の役人が台湾で『一つの中国』の原則を放言しても問題ないのに、日本の親台派が台湾独立を支持して馬英九政権に入境を制限された」と批判的に伝えた。