ニュース 運輸 作成日:2013年8月20日_記事番号:T00045417
復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)の桃園国際空港〜シンガポール線が、9月から減便、10月中旬に運航を停止することが明らかとなった。昨年より航空燃油価格が高騰していること、および格安航空会社(LCC)との競争に対抗できなかったことが主因とみられる。20日付中国時報が報じた。
現在、台湾〜シンガポール線は、復興航空、中華航空(チャイナエアライン)、長栄航空(エバー航空)、シンガポール航空のほか、LCCのジェットスター・アジア航空、スクート航空、タイガー・エアウェイズが週に約80便を運航しており、最も競争の激しい路線の一つとなっている。
また、タイガー・エアが不定期に税込みで往復4,000台湾元(約1万3,000円)を切るキャンペーンを打ち出し、他のLCCが対抗策を打ち出すなど同路線の運賃は下落が続いている上、大型の「A330−300」旅客機を使用している復興航空は集客が思うようにいかず、平均搭乗率は65.2%にとどまっていた。
なお、アジア路線の開拓に注力する復興航空は今後、カンボジア・アンコールワット遺跡観光の拠点となるシェムリアップ線の就航や、北海道をはじめとする日本線で冬の旅行商機を狙うとされる。
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