ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

プリント基板各社、生産能力拡充を減速


ニュース 電子 作成日:2013年8月20日_記事番号:T00045425

プリント基板各社、生産能力拡充を減速

 ノートパソコンメーカー各社が通年の出荷目標を引き下げたことを受けて、川上のプリント基板(PCB)メーカーが生産能力拡充の速度を落としている。20日付工商時報が報じた。

 精成科技(グローバル・ブランズ・マニュファクチャー、gbm)は、傘下の中国・川億電脳の重慶工場でのノートPC用PCBの月産能力を、今年第2四半期に120万平方フィートまで引き上げる計画だった。しかし現段階で50万平方フィートにとどまっており、9月に60万平方フィートまで拡充する予定だ。

 泰鼎国際(エイペックス・インターナショナル)も月産50万平方フィートの新工場が8月の量産開始を予定していたが、現在は製造過程でボトルネックとなっている部分だけを稼働させ、既存工場の生産を支援している。

 健鼎科技(トリポッド・テクノロジー)は中国・湖北省仙桃の第2期工事で月産能力を80万平方フィートへ2倍に拡充する計画を後ろ倒しにしており、実行は早ければ9月としている。

 なお大半のPCBメーカーが今期売上高を小幅増か横ばいと予測しており、需要期にもかかわらず需要がない状況と言えそうだ。